概要

本導入事例では、Sequoia Applied Technologiesがスマート充電プラットフォームにおけるOpen Charge Point Protocol(OCPP)準拠を評価・実現した取り組みについて説明します。目的は、第三者の充電ステーション管理システム(CSMS)との確実な相互運用性を達成し、公共機関や電力会社のインセンティブ制度への参加を可能にすることでした。

課題

既存システムは、集中管理型エネルギーコントローラにより監視された非ネットワーク型の充電ステーションを使用していました。完全なハードウェア変更を伴わずにOCPP対応を実現する明確なルートが求められました。相互運用性とテスト容易性が主な目標でした。

アプローチ

標準および適用範囲

  • OCPP 2.0のドキュメントを精査し、最小限の動作セットおよびデバイスモデルを選定しました。
  • OCAテストスイートを使用して、認証およびテストツールのプロセスを評価しました。

トポロジーマッピング

  • 主要なアプローチとしてOCPPトポロジー4に整合させました。
  • 必要に応じてEMSとの並行制御に対応するため、トポロジー6も検討しました。

ハードウェアおよびファームウェア

  • PIC32MXプラットフォームにおけるTLS経由のTCP通信およびメモリ余裕を評価しました。
  • OCPPスタックおよび安全な通信を実装するため、FreeRTOSの採用を計画しました。
  • OCPP追加時にも後方互換性を確保するため、独自プロトコルを維持しました。

オープンソースの選択肢

  • C言語向けのOCPPクライアントライブラリを比較検討しました。
  • デバイスのリソース制約に合わせて機能を最適化するプランを策定しました。

主な発見事項

  • 業界の認証は進化の途上にあるため、相互運用性テストとOCAツールの活用が重要です。
  • 最小限のデバイスモデルと基本機能により、準拠主張への現実的な道筋が得られます。
  • デュアルスタック構成のファームウェアは、既存導入を保護しながら相互運用性を実現します。
  • セッションデータの完全な取得は、CSMS連携とユーザー表示に不可欠です。

成果

Sequoiaは、開発環境の整備、FreeRTOSの実現可能性評価、スタック選定、シミュレートされたCAN環境でのラボ検証を含む段階的なロードマップを提示しました。その結果、OCPPに対応できる体制の確立とパートナーとのテスト迅速化に向けた明確な指針が得られました。

影響

  • 標準に基づく相互運用性により、国内各種ネットワークへの接続が可能になります。
  • 標準を要件とする電力会社プログラムや公的支援への適格性が高まります。
  • 第三者のCSMSプラットフォームとの統合がより円滑になります。
  • レガシープロトコルの継続サポートにより、手戻りリスクを抑制できます。

Sequoia Applied Technologiesについて

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